こんにちは!
今回は小学校を卒業して中学校に入学する人がするべき準備を塾講師の私がご紹介していきます。
読んでほしい人は次の通りです。
- これから中学校に入学する子供を持つ保護者の方
- これから中学校に入学する子
中学校に入学するといきなり生活が一変するので、子供も親も疲弊してしまうことがよくあります。
よく聞く保護者の方の悩みはこんな感じです。
- 勉強についていけるか心配
- 部活動が始まって疲れてしまう
- 塾とか通わせたほうが良いの?
- 友達関係うまくやっていけるか心配
こんな悩みを今回この記事で解決していきます!
この記事の流れは以下の通りです。
- 小学校の勉強と中学校の勉強の違い
- 部活動との付き合い方
- 思春期特有の人間関係
- まとめ
それでは見ていきましょう!
小学校の勉強と中学校の勉強の違いと準備

いきなり悲しい現実ですが、小学校と中学校とでは勉強内容の難易度は大幅に上がってしまいます。
私の解釈ですが、小学校の勉強は「生きてくために必要な勉強」であり、中学校の勉強は「努力値を測るための勉強」です。
小学生からはあまり聞かれませんが、中学生からはよく「先生、なんで勉強するの?」と聞かれます。
その時は決まって必ず「勉強っていうのはどれだけ努力したのかを測る物差しみたいなものなんだよ」と答えます。
「実際の生活で役に立つ」というよりも、「専門的」になるということです。
中学生の子供達は中学校の最初のテストで小学校の頃とかなりのギャップを感じてしまうのです。
そして何より受験という険しい壁がそびえ立っているのです。
ではそのギャップを埋めてあげるために何をすればよいかというと以下の通りです。
- 毎日勉強する習慣をつけさせる
- 中学校で勉強しなければならない理由を教えてあげる
- 予習をさせる
毎日勉強する習慣をつけさせる
小学生のうちから毎日勉強する習慣がついている人はそうそう見かけません。
なぜなら小学生の必要な勉強量は中学生の必要な勉強量に対して少ないからです。
中学生になると課題・部活・遊びなどで時間を取られ、自分の勉強をする時間が用意できません。
その具体的な対抗策として次のようなものがあります。
- スキマ時間の活用
- 毎日コツコツと
スキマ時間の活用
スキマ時間の活用は中学生だけに限らず最強の時間の使い方です。
特に中学生はスキマ時間を制した人が成功するようになっています。
授業と部活の間・家に帰ってから塾までの時間・家族がお風呂から出るのを待っている時間など探せばいくらでもあります。
しかし小学生の頃はそんなスキマ時間の有効活用などしてこなかったのでいきなりそのような習慣を作るのは無理です。
なので小学生の頃から保護者の方がスキマ時間を有効活用するような指導をしていかなければならないのです。
毎日コツコツと
小学生の頃はスキマ時間の習慣だけでなく、毎日勉強するような習慣がついていません。
小学生の頃まではそれで問題なかったかもしれませんが、中学生は毎日授業以外で自分の勉強をしなければついていくことができません。
小学生の学習内容と中学生の学習内容では5倍以上の差があるとも言われていて、それを授業だけで補うのは困難だからです。
また、どんな子でもわかるように説明するのが学校での授業のため、レベルの高い子は学校の授業では1日の中での学習量が低くなってしまいます。
つまり、レベルの低い子はもちろんのこと、レベルの高い子も自分の勉強をしなければ周りにすぐに追いつかれてしまうのです。
皆さんは「歯を磨く」「お風呂に入る」「コンタクトを入れる」などの習慣があると思います。
習慣とは人間の最強の武器で、何も考えずに、そこまで苦痛とも感じずに行動することができます。
ここで言いたいのは、勉強を習慣化しようということです。
「なんか今日勉強していないから気持ち悪いな」くらいまできたら習慣化されてます。
そうなったらもうあとは継続するだけです。
習慣化させるのには毎日継続した状態を3ヶ月続ける必要があります。
正直かなりの苦痛ですし、中学生になっていきなりやりなさいと言っても無理な話です。
だから小学生という時間に余裕があるタイミングで習慣づけさせてあげることが、より中学校に進学する前の準備としてとても重要なのです。
中学校で勉強しなければならない理由を教えてあげる
中学生が勉強しなければならない最も重要な理由の1つは「受験」でしょう。
これを読んでいる保護者の方はわかっている人が多いでしょうが、中学生になりたての子供には分かりません。
受験の存在自体は知っているかもしれませんが、人生においての受験の重要さがわかっていないのです。
なので小学生の頃は勉強しなくてもセンスで頭がいいとされてきた子でも、受験を甘く見てスタートダッシュを失敗して、受験生になったときに苦しむ、という子がよくいます(自分がそうでした)。
そこで保護者の方が、中学校に進学するという子に受験の大切さを伝えて上げる必要があるのです。
伝える際のポイントは以下の通りです。
- 受験とは人生を大きく変える非常に重要な機会であるということ
- 勉強していないと自分の行きたい高校に行く権利が得られないということ
とはいえ小学生から上がったばかりの子供にこんなことを説明しても、理解できませんし、プレッシャーになってしまうこともあるかもしれません。
なので、このことはじわじわと少しずつ伝えていかなければなりません。
予習をさせる
これはやらない理由がありません。
予習してないよりはしてるほうがいいに決まっていますからね笑
具体的には英語と数学を中心に予習させると良いでしょう。
中学生になると、小学生の頃と違って英語のレベルが格段に上がるため、そのギャップでわからなくなってしまう子が多いです。
アルファベットなど簡単なところだけでも良いので「中学校の勉強とはこういうもの」というイメージを持たせてあげることが大切です。
部活動との付き合い方

中学生になると、小学生の頃と1番大きく違うのは部活動が始まることでしょう。
部活動との距離感というものは中学校に通う上でとても大切です。
ではどんなことに注意していけば良いのでしょうか。
- 部活動で進学するならば全力で
- それ以外は適度に
- 帰宅部はあり?
このような感じでお話しします。
部活動で進学するならば全力で
部活動で進学するとはどういうことかというと「部活動や課外活動ですぐれた成績を残した人が、高校から推薦をもらう」という方法のことです。
例えば中学校の部活で「陸上で県大会を優勝した」と言う成績を叩き出したとしましょう。
そうすると、それだけ継続的に努力できる人はぜひうちに来て欲しい!などと言ったように高校からお声がかかるのです。
運が良ければ奨学生として学費をある程度免除してもらえたりします。
ただし、そのような高校は大抵は私立高校だったりするのでよく考えましょう。
それ以外は適度に
とは言ってもそんな飛び抜けた運動能力ないよ、という人がほとんどだと思います。
そんな人は適度に関わっていくのが良いでしょう。
部活動は中学校生活の中でも特に大切な思い出になりますし、なにより仲間や努力することの大切さを知ることもできます。
さらには人間関係も学ぶことができるでしょう。
しかしあまりにも部活動ばかりに必死になり、勉強が疎かになっては元も子もありません。
したがって私がオススメするのは、部活動の決められた時間は全力でがんばり、部活動の無い日は休息や勉強の時間にするというものです。
帰宅部はあり?
では帰宅部はアリなのでしょうか?
結論は「アリ」だと思います。
もちろん先ほどお話しした通り、部活動をすることによるメリットはたくさんありますが、デメリットもあるでしょう。
例えばこんな感じでしょうか。
- 時間を取られる
- 疲れて寝てしまう
- 人間関係でいざこざがでてしまう
このようなデメリットと、先ほど述べたメリットを加味した上で、デメリットの方が大きな割合を占めて悩んでしまうくらいならば帰宅部になって勉強でもしたほうが効率的ですね。
しかし部活動には効率や質を考えるよりも大切なことがたくさん学べる場でもありますので、そこはよく考えた方が良さそうです。
思春期特有の人間関係

中学生というのはとても人間関係の難しい時期なのは保護者の方もご存知でしょう。
実際に私の中学でも、いじめや喧嘩、ヤンキーの暴走などはありました。
もちろん私もハブられた経験もありますし、仲間に便乗してハブってしまった経験もあります。
それは思春期だからと言い訳するのは良くないかもしれませんが、思春期はとても気難しい時期なのです。
みんな自分の立場を守ることに必死ですからね。
ではこれから中学生になるような子にはどのようなことを伝えてあげれば良いのでしょうか。
- まずいじめは絶対にダメ
- いじめられる可能性も否定できない
- 親や先生に頼る
まずいじめは絶対にダメ
いじめはする方にもされる方にもなってはいけません。
最近はよくいじめについてニュースになったりもしますが「いじめとは命に関わることである」ということを強くお子さんに伝えることをしておくべきです。
当たり前のように思えても、小学生にはその当たり前が当たり前ではないのです。
いじめられる可能性も否定できない
いじめられる方にもなってはダメだと言いましたが、それでも世の中は理不尽なもんで、いじめられてしまう可能性もあるのです。
それが中学生ではよくあります。
実際はない方がもちろん良いでしょうが、もしお子さんがいじめを受けた時に、その事実を受け入れられなくなり自分を追い込むよりかは、そのような可能性もあるよとあらかじめ教えてあげてあげる方が良いでしょう。
親や先生に頼る
その上で、もしいじめを受けてしまったり人間関係で悩んだときには「親や先生を頼れば良い」ということを伝えておきましょう。
思春期を迎え難しい年頃になってからでは、なにか話をしたくても口を聞いてくれない可能性もあります。
子供というのは本当は親や先生に頼りたくても頼れない子が多いので、まだ素直な小学生のうちから伝えてあげるのが1番心に残るでしょう。
まとめ

ここまで読んでいただきいかがだったでしょうか。
小学生から中学生になると様々なことが変わり、勉強や部活、人間関係などで心身ともに問題を抱えることが多いです。
そこをあらかじめ準備として小学生(特に小6)の段階で柔らかく伝えることがとても大切です。
そのためにはこの記事を読んでくださっている保護者の方の役割が非常に大切です。
もしなにをすれば良いか迷ったらもう一度この記事を読んで振り返ってみてください。
このブログでは他にも勉強法や教育方法についてたくさん記事を書いているのでぜひご覧ください。
以上きゃべブログでした!


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